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・駅員は、忙しそうにしているため、尋ねづらい 図示されたものがあれば便利である

・駅員は早口でわかりづらい

・質問相手は、周辺状況を良く知っていそうな店員や、口話の読み取りやすそうな人などを選ぶ 自分の場合女性よりも男性の方が読みやすい

・機械化が進んだとしても、人的な対応がほしい

・交番は、無駄のない的確な表現で返答を返してくれる、筆談に応じてくれる、代わりに電話をしてくれるなど大変に助かる

○調査員の考察

・障害別の予備情報の提供方法は重要な整備課題のひとつである

・前回の聴覚障害者と同様、今回も図形表現による情報提供が求められた

 
2-6 被験者F−肢体不自由者(図5、写真参照)
障害のレベル:手動式車いす使用/後天性(32才の時転落事故)
*日頃の移動は自家用車が多い
年齢:55才
性別:男性
横浜駅の利用経験:あり

 

JR横浜駅西口駅前広場〜東口へ

サインを頼りに東西自由通路(ロア・レベル)

へ至る階段付近にて

○支障内容

・東西自由通路のアッパー・レベルからロア・レベルへ下りる方法がわからず少し迷うが、車いす用リフトを発見する

○支障の発生原因

・リフトの位置を示す案内もこれがその設備であることを示すサインもなかったため

○被験者からのコメント

・東口の方向はわかるのだが移動可能な経路を知る方法がない

・現状では予備情報なしにリフトを利用することは難しい 西口にある誘導サイン上へ表記したり、遠くからでもわかる位置サイン(車いすマーク)を付けるなどの工夫が欲しい

・身体障害者へ配慮のある施設があってもサインがなければ利用できない

○調査員の考察

・車いすで利用可能な移動経路を駅入口で案内する工夫が必要である

・車いすで利用可能な移動経路を誘導する工夫が必要である

 

 

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